
目次
素肌のためのスキンケアとは
美肌は一日にしてならず
美しい素肌を作るのは意識
私たちの身体で一番大きな臓器は皮膚。
正しいお手入れを行うには、皮膚である「お肌の基礎知識」を知ることです。
朝起きてから夜おやすみになるまでのお手入れを繰り返しても、
お肌が良くならないのは、自分にあっていない化粧品を使っているのかもしれません。
毎日使っているお化粧品が希望通りのお肌に近づかなければ意味がありません。
でも、ストレス社会の今の時代、より効果的なお手入れをしなければ、
いつまでたっても健康的な肌にはなれないのです。
自分のお肌を知ることは、スキンケアを行う上で意識が変わり改善へと導いてくれます^^
正しいスキンケア法を学び、年齢を重ねるたびに、美しい素肌へと歩んでいきましょう。
ここでは、基本的なお手入れについて書いてます。
詳しい内容や、商品については今後もブログでご紹介していきますね。
スキンケアの前に知っておくこと

皮膚の構造
スキンケア用品がお肌にとって働くのは、画像にあるように「表皮」と「真皮」の部分。
特に一番上にある「角質層」の状態によってキメ、ツヤ、ハリ、潤い…などが決まってきますので、
日頃のお手入れが最も大切。
「表皮」と「真皮」の基本は下にも書いてありますが、それぞれの役割があって美しいお肌になっていくんです。
・表皮(約0.2mm) 一番外側にあって5つの層から成り立っています。
水分保持や感染などのバリアとなって皮膚の再生を行う。
・真皮(約1.8mm) 皮膚のハリと弾力を保つ中心的な部分
皮膚全体の95%を占め張りや弾力をつかさどるコラーゲン繊維と弾力繊維がある。
この後は、お肌にとって基本的なお手入れ方法やスキンケア用品別お手入れ方法、
そして、トラブル肌別お手入れ方法をお伝えしますね。
スキンケアコスメアイテム別お手入れの基本
本当の美しいお肌とは、
う・な・は・だ・け
が整っていること。どういうことかというと
う・・・・潤い
な・・・・滑らか
は・・・・ハリ
だ・・・・弾力
け・・・・血行
と、このような「うなはだけ」状態にするため、アイテム別にお伝えしますね^^
クレンジング
《肌タイプや汚れの状態によって使い分けるのがコツ!》
クレンジングにはお肌の状態に合わせて使用する様々な種類があります。
・オイルタイプ・水溶性ジェルタイプ・油性ジェルタイプ
・クリームタイプ・乳液タイプ
クレンジングによって洗浄力に違いがありますが、
お肌の潤いを考えると一概に落ちればいいというわけではありません。
【朝晩の使い分け】
朝のクレンジングは化粧崩れを防ぐ
朝:おやすみ前につけた化粧品が寝ている間に酸化しているため、乳液タイプのクレンジングを1分間お顔の上でやさしくマッサージ、クレンジングしたあとのお化粧は乗りが良くて崩れ防止になります
夜はメイクの他に汚れやホコリがついている
夜:ポイントメイクの部分にはオイル。ニキビに界面活性剤入りはNG!保湿まで奪わないように長くても1分で洗い流すようにすると刺激が少なくて済みますよ^^
【ポイント】
絶対擦らないのがシミを作らないコツ
ついついゴシゴシしたくなるクレンジングですが、お顔全体に塗布するだけで浮き上がらせるように落としましょう。
拭き取りタイプは押し込んでしまいがち。肌トラブルを防ぐためには擦るのはNGです。
楽天クレンジングオイル部門デイリーランキング1位獲得!潤い続く【ミムラ クレンジングオイル】
洗 顔
《朝と夜の洗顔料は目的別に使い分けるのがコツ!》
一概にどれがいいのかは言えませんが、種類が豊富なのはお肌タイプが一人一人違うからです。
・クリーム状タイプ・泡状タイプ・顆粒・粉末タイプ
・固形タイプ・液状・粘性液状タイプ
【使い分け】
クレンジング同様チカラで落とさない
乾燥肌:泡立ちの良いものはNG、しっとりするものを使用し、熱めのお湯は使わない!
脂性肌:泡立ち重視でさっぱりタイプを選びましょう
【ポイント】
素肌を美しくするのは与えることより落とし方
クレンジング&洗顔は朝晩使用するのがコツ!
メイクが残ってしまうと肌トラブルの原因に。
ゴシゴシがNGなのは、ほとんどのものに界面活性剤が含まれているからです。
くすみやシミが目立ってくるのも摩擦が刺激になるため長くても2分間の洗顔を心がけましょう^^
化 粧 水
《使い心地だけで決めると後悔?化粧水は水分を補うもの》
性質には浸透タイプと揮発タイプがあります。
・さっぱりタイプ・しっとりタイプ・水系ジェルタイプ・油系ジェルタイプ
【肌タイプ】
肌質に合わせた化粧水を使おう
脂性肌:さっぱりタイプ、水系ジェルタイプ
乾燥肌:しっとりタイプ、油系ジェルタイプ
普通肌:オールマイティで使えますが、変化しやすい
ので状態に合わせたものを使う。
【ポイント】
化粧水しか使わないお肌はどんどん硬くなる⁈
よく「ベタベタするから油分は付けない」という方がいますが、化粧水は水分なので付けてそのままだとお肌から水分が蒸発してしまい、皮膚がどんどん硬くなります。
硬くなった皮膚は放っておくとシワの原因になりますので、肌トラブルを避けるためたっぷりの水分を手のひらにとって優しくおさえ付けそのあと油分のあるジェルや乳液で蓋をするように付けるのがコツです。
手のひらでパンパンと顔に刺激を与えるとメラニンが過剰に出てくるのでシミになってしまうのでやめましょう。
乳 液
《意外とつけない人が多い乳液は水分の蒸発を防ぐもの》
乳液には美容性分が多く含まれているものがあります。
天然成分:スクワラン、オリーブ油、ホホバオイル、シア脂、カカオ脂、ミツロウ、キャンデリ、ラロウなど。
合成成分:シリコーン油、ポリエチレン、合成ワックス、エチルヘキサン酸セチルなど。
鉱物成分:ミネラルオイル、ワセリン、パラフィン、マイクロクリスタンワックス、など。
【肌タイプ】
化粧水の後お肌にのせる感じでつけよう
脂性肌:さっぱりタイプ
乾燥肌:しっとりタイプ
普通肌:季節に応じた乳液を使い分けましょう
【ポイント】
美しい素肌は水分と油分のバランスがいい
乳液の役目は、水分と油分のつなぎ役。
エモリエント効果とは皮膚を柔らかくするため、内側からの皮脂や老廃物を出しやすくします。
ニキビやシワを防ぐためにも、たっぷりと化粧水を含ませたお肌に乳液を付けてあげましょう。
たっぷりと塗布した後油分やベタベタ感が残るようでしたら、ティッシュオフをするようにして決してゴシゴシ擦らないように。
擦れば擦るほどくすみの原因になりますよ^^
美容液・オイル
《プラスアルファのスキンケアアイテム》
お悩みに合わせて使用しましょう
ハリ、弾力、美白、アクネケア、毛穴ケア、肌荒れ、保湿など…
肌悩みを予防するために使う
目的別の肌の悩みに対して使い分ける。
トラブルが起きる前に使うのが基本
トラブルが起きてから使うと悪化する場合もあるので注意が必要。
【ポイント】
美容液はメーカーの定義で決まる
美容液、美容クリームなどの定義は法律で決まっているのではありません。
各メーカーの配合する物によってメーカー側で美容液、美容クリームと定義されます。
メーカーを決めずにスキンケア商品を使うと、意外と化粧水や乳液の方が美容効果が高い物があったりします。
スキンケア用品を使ってお手入れしても、お肌が良くならなければ、使っているものを一度、見直して見るのもいいかもしれません。
ヒト幹細胞
《今、業界で話題の眠っている細胞を目覚めさせる再生美容》
「与える」「補う」から蘇るエイジングケアへ
分類別
・植物幹細胞・表皮幹細胞・真皮幹細胞・ヒト幹細胞(間葉系)
細胞内の成長因子(サイトカイン)に働く
抗炎症作用、抗酸化作用、創傷治癒作用、免疫調整作用、組織・神経修復作用と、老化が原因で衰えた細胞を修復回復する働きを持つ。
【ポイント】
世界が注目する美容再生コスメ
EGF:ターンオーバーの正常、くすみ、シミ
FGF:コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸増加
KGF:水分保持、保護機能維持、お肌の新陳代謝
TGF:真皮層のコラーゲンを増殖、保湿力を高める
IGF:壊れた細胞の再生、新しい皮膚を生み出す
シミ、シワ、たるみ、敏感、ニキビ、トラブル肌別お手入れ法
より効果のあるアプローチ方法
敏感肌
「自称敏感肌」が70%を占める。季節ごとのお手入を心がけましょう^^
ストレスや外気などの温度差、生活環境の変化でも反応がでたりしますから刺激の少ない化粧品に切り替えて見ましょう。
ニキビ肌
基本は洗顔ですが、ニキビを悪化させるとシミになりやすいので刺激を与えないことです。
ニキビの質によってお手入れ方法は違います。皮脂を抑える効果、炎症を抑える効果、殺菌効果、角質柔軟効果など
それぞれの効果別に化粧品を選ぶこと。睡眠不足、便秘に注意しましょう。
シミ
シミのもとになるメラニンは紫外線から肌を守るためには必要な成分です。
分泌されたメラニンは正常なターンオーバーでしたら、改善されシミにならずに垢として剥がれ落ちます。
美白化粧品を使用しても改善されないシミもあるので、ホルモンバランスを整えビタミン、ミネラルなどの栄養素も取り入れましょう。
シワ
原因は乾燥だけではなく、コラーゲン、エラスチンの減少によることもあります。
化粧水だけしか使わないお手入れはシワを加速させることがあるので保湿や柔軟性の高い化粧品を使うことをおすすめします。
適度なマッサージなどでお肌を柔らかくしておくのもポイントです。
毛穴
目立ってくる原因は様々。詰まり、たるみ、開きと皮脂の過剰分泌と、ハリや弾力の低下によるものや、ホルモンの影響や老化によって現れます。キメの細かいお肌にするには化粧水と乳液のバランスが重要です。
また、栄養過多は、肌に不要な物を与えすぎて毛穴が開くことがあるので注意が必要ですね^^
柔らかい肌を心がけ定期的なマッサージをしましょう。
お肌を老化させる要因あれこれ
◆外的要因(外からの刺激)
乾燥:水分量の減少
酸化:フリーラジカル、活性酸素
紫外線 :光老化、真皮までダメージ
◆内的要因(体調)
加齢:天然保湿因子の減少
バリア機能:体内酵素の減少
水分保持機能:線維芽細胞の減少
◆代謝不良(栄養バランス)
内臓機能:加齢によって血管が硬くなり血行が悪くなる。
肝機能:肌荒れ
腎機能:むくみ。
栄養バランス:不規則な食事による免疫力低下。
良質のタンパク質、食物繊維、ミネラル、ビタミンなどの栄養素を摂取
◆ストレス
内分泌系:メラニンを引き起こす
神経系:交感神経による心拍数の増加、発汗、消
化機能低下、緊張による血管の収縮
免疫系:自律神経のアンバランス
◆美肌のための2つのホルモン
卵胞ホルモン:エストロゲン、30代から徐々に減少
成長ホルモン:組織の修復のため睡眠が重要